オーロビル見学

オーロビルは、インド南部チェンナイ(マドラス)から160キロほど南にある砂漠(Desert)に建設された
(ひとことで言うと)エコ型実験都市である。
約100ほどのコミュニティーが集まって世界中の国からきた人が現在1800人程度生活している。

"Auroville wants to be a universal town where men and women of all countries are able to live in peace
and progressive harmony above all creeds, all politics and all nationalities. The purpose of Auroville is to realise human unity."

オーロビルのコンセプトはマザーと呼ばれる Mirra Alfassa (Paris 21.2.1878 - Pondicherry 17.11.73)と
インド人のSri Aurobindo が中心となって1968年から建設を始めたものである。
オールビンドはイギリスからのインド解放のための政治活動を行っていたが、
投獄生活等を通じてヨガ等の精神世界を追及するようになる。
もともと強い内的精神力を持っていたミラは、1914年にポンディチェリーに来て、スリオールビンドと出会い、
人々を救うためのアシュラムを形成するための活動を始める。
その活動はインドだけでなく、海外からの関心、賛同を集めるものとなり、
1968年に、異なった民族、宗教、文化的背景と持つ人々が相互扶助、尊敬の精神のもと生活し、
働くことのできる場を作る実験としてオーロビルの建設を始めた。
これは、人々の内面の変容と発見を通じて「多様性」の中に、人々の統合、国際理解、平和を実現しようとするものであった。
この人類の真なる幸福を追求して創造されたオーロビルは、同時に様々な環境保全活動、技術の開発に携ってきた
エコビレッジ、環境研究センターともなっている。

以上某HPを参考にさせていただきました

公式HPはこちらhttp://www.auroville.org/index.htm

いずれにせよ非常に精神性の高い人々が協調しあって生活している、そんなところです。

今回の訪問も単にインドの歯科事情を視察するだけでなく、そういったユネスコが協賛するような
実験型エコ都市も見てみたいと思っていました。
ただエコ都市というのは単にひとつの側面で、それを支えるのは真のユニバーサルタウンを
目指す人々の心です。

彼らの心の象徴的シンボルがMatrimandir(マトリマンデール)と言う建物です。


これは地上10Kmから見たオーロビルです

やじるし部分が中心のMatrimandirです

ん?よく見えない?

では・・

・・・

これです

地上5kmから見た中心です

よくわからない・・・

では・・

・・

じゃぁ〜〜ん

ほぼ9階のビルくらいの高さがあると思います。右側の白い小さなものが1F建ての建物ですから。
この周辺はいつでも公開されているわけではなく、毎日何度か係員がついてツアーがあります
この日も最終のツアーに入れていただき精神的象徴の建物内部も見学させていただきました
まわりのレンガ色の建物も内部に入れるらしいです。
金色の建物内部は瞑想できる空間になっており
白い光につつまれて静かな時をわずかですが過ごしました。

隣の施設(?)はオーロビル創設時に世界各国から一握りの砂を持ち寄って中に埋めたそうです。
ここでお祭り的な記念行事が行われるそうです。お祭りといっても炎を見つめて瞑想みたいな感じで
日本のどんちゃん騒ぎではありません(^^ゞ

ここから見る月は神秘的な感じがしました。少しの間瞑想にひたったせいか参加者は無言で


自分なりにいろいろ考えていたようです。こういった時間は非常に大切ですね。

暑い日中でしたが夕方散歩に出かけました。→